2024年度 会長紹介

 

西条商工会議所青年部
第43代会長 友澤 祥文 

ご挨拶

 私達の生活スタイルを大きく変えたコロナ禍。その影も徐々に薄くなり、いま世界はアフターコロナという次のステージで歩を進めています。我慢と苦労に耐えた4年間。そこには多くの失われた時間がありました。しかし、そこから生まれてきたものもありました。良い悪いなどという議論は意味を成しません。私達商工会議所青年部は常に前を向き、これからの地域社会を、地域経済を発展させるべく行動することが責務であり、そのためにいまなにができるのかを考えなくてはなりません。
 日を追うごとに疎遠になっていく人との繋がり。その危機感と真っ向から対峙し、「交流」というスローガンを掲げて全力で走り続けた令和5年度。その大きな背中と熱い想いを受け継ぎ、いま令和6年度が動き始めています。
 令和6年度スローガン「心」。私がそこに込めた想い。それは、他人のために行動できる人間へ成長して欲しいということに他なりません。ITやSNSの発達で様々な人と簡単に繋がれる現代社会。しかし簡単であるが故、そこにあるはずの相手の心を私達は忘れかけてはいないでしょうか。人と関わるということは非常に難しいことです。自分の理解が追い付かず、時には悩み苦しむこともあります。ですがそんなときこそ、自分を中心としないことで多くの苦労は生き甲斐に変わり、やがてそれが強い絆へと変わります。交流を経て私達は共に笑い、共に悲しみ、共に喜び合えることの大切さを再認識したはずです。恐れず真剣にぶつかり本気で助け合うことで、青年部最大の魅力である若さとエネルギーを活かす知恵を学び、そこからさらに行動を起こして新しい文化の創造へと繋げていく。これこそが商工会議所青年部のあるべき姿ではないでしょうか。今日まで各先輩方が身を削って証明してきたように、目的意識を共有して心をひとつに活動できる機会を提供すること。それが会長である私の役目だと思っています。
 いつの時代も若者が希望を持てない社会に発展はありません。自分達が地域を支えているという自覚と、少しずつ変化していく喜び。そしてまだ見ぬ先の困難さえも私達なら乗り越えられるという強い意志の下、しっかりと「心」を磨き、地域から必要とされる存在になれるよう精進してまいります。
 至らぬ点も多々あるかと存じますが、1年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

スローガン

『心』

 

基本方針

「他人の為に行動できる気概」
「地域の発展を支えている自覚」
「自身の成長への期待」